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7話 死 2011-05-18 未分類 トラックバック:0コメント:0

天は赤い河のほとり 7話 死


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人物紹介


台本を使用される方へ
必ず人物紹介にあるQ&Aをお読みください。
 



【キャスト】

♀ユーリ:
♀ハディ:
♀リュイ/シャラ/街人2:
♂カイル:
♂キックリ:
♂ウルヒ/街人1/兵士1:
♂市長/医師/兵士2:
不問ナレ:






ナレ:カシュガ族との戦闘が終わる アリンナは一日にしてヒッタイト軍の手にもどった
   ユーリの予期せぬ参戦が勝敗を決めたのであった

カイルM:・・・なんという・・・なんという娘だ!?
     アリンナ奪回戦の勝敗を一瞬にして決めてしまった!?

ナレ:天は赤い河のほとり 7話 死

兵士1:驚いたよなぁ こんなあっけなく勝負がついた戦いは初めてだ

街人2:ちっこい女の子が大活躍だったそうじゃないか カイル殿下のご側室だって

兵士2:おお ユーリ様というんだ 馬を駆ってあっというまにカシュガのやつらを蹴散らしちまった
                             (イシュタル)
兵士1:カイル殿下がおっしゃったとおり さすが戦いの女神につかわされた方だぜ

ナレ:街では勝利を祝い宴がおこなわれていた 仮宮内にて

キックリ:街中がユーリ様のうわさでもちきりですよ イシュタルの化身かもしれないって

ユーリ:冗談はやめてよォ 私は必死で逃げてただけだってばっ
    カイル皇子が私のことイシュタルにつかわされたって言ったのだって ただの成り行きなのに
    ねぇ 皇子!

カイル:・・・まぁ たしかにな

キックリ:バルコニーに出て手を振ってやれば街の人たちが喜びますよ

ユーリ:やめてってばー キックリさん

カイル:・・・

カイルM:たしかのあの時はなりゆきで言ったのだが・・・

市長:失礼します
   (ハンザス)
カイル:市長

市長:いや さすがに殿下が選んだお方ですな 
   ご側室をお連れとはどういうつもりか 案じておりましたが いや!なるほど なるほど!
   つきましてはアリンナの街からユーリ様にご献上したいものが・・・

ユーリ:へ?

市長:本来この馬は皇帝陛下にご献上するはずだったのですが少々気が荒くて
   ですがユーリ様とは相性もよいようなので どうぞお収めを・・・「

ユーリ:あ!!あの馬!!

カイル:ふむ そういえばユーリにも護身用の短剣でも渡しておくか

キックリ:では何か探しましょう 女性が持てるような小型の美しいものを

ユーリM:んもう 馬だとか短剣だとかどうでもいいのに・・・それより私・・・
     私・・・ティトのお姉さんたちにちゃんと話しをしてあやまりたいのに
     結局さっきだって戦闘のどさくさではぐれちゃってまた一度もゆっくり話せてないんだもん

ナレ:その頃ハディたちは

ハディ:なんてことなの!?あの状況でユーリを殺しそこなうなんて
             (こ)
リュイ:で・・・でも あの娘は私を助けてくれたよ

ハディ:何を言ってるの!?

シャラ:確かに助けてくれたかもしれない でも あいつはティトを殺したのよ!!

ハディ:そうよ こうなったら 私たちのこの手で直接殺してやるわ!!

リュイ:でも 皇子はユーリを片時もそばから離さないらしいじゃない・・・

シャラ:皇子の剣の腕は 私たち3人がかりでもかなわないよ

ハディ:・・・それはそうだけど・・・

ウルヒ:フフフ お嬢さん方 これを持っておゆき

ハディ:!?あなた ティトのことを知らせてくれた人!!

シャラ:い・・・今の話聞いてたね!!

ウルヒ:聞いたよ でも心配しなくていい わたしもあの娘に恨みがあるので手をかそう
    これをごらん 白い水というんだ

ハディ:白い・・・水・・・?

ナレ:ウルヒは仔山羊のあごを持ち 口の中に白い水を一滴落として見せた

ハディ:な・・・何をする気!?

リュイ:ぇ!?

ナレ:仔山羊は急に苦しみだし倒れる

シャラ:ね・・・姉さん山羊が・・・!!し・・・死んでる!?

ハディ:・・・毒・・・!!

ウルヒ:そう 人間でも2~3滴で十分 さあ すきを見て口にたらせば一瞬で終わる

ナレ:そういうとウルヒは ハディに白い水の入った小瓶を手渡した
   その日の夜 アリンナの仮宮

カイル:今日は疲れたろう そろそろ休もう

ユーリ:えっ・・・あっ・・・あの えーっと・・・

カイル:お前この国に残るつもりなら いいかげんわたしと一緒の寝室を使うのに慣れろよ
    ここにいる限り 事実はどうあれお前はわたしの妃ということになってるわけだから

ユーリ:・・・
                                    (ひと)
ユーリM:そう・・・だよね どうせ私は偽者の側室 私がこの男性を好きかも・・・なんて気のせいにきまってる
     なにも意識することないのよ!

カイル:ん?どうかしたか?

ユーリ:なっなんでもない!たしかに疲れたから寝る

カイル:・・・

カイルM:!?・・・ん・・・?

ナレ:カイルは何かに感づくがそのままユーリの寝るベットへ入る

ユーリ:皇子・・・?どうし・・・

ナレ:カイルはユーリを抱き寄せキスをしながら何かを伝える

ユーリM:ぇ!?

ユーリ:皇子・・・

カイル:・・・そう いい子だ じっとしてわたしにまかせればいい

ユーリ:ん・・・あっ

ナレ:カイルはユーリの体を撫でるように太ももに手をやる っと同時に
   ユーリもカイルを抱きしめるかのようにカイルの腰に手をやった
   その時であった
           (いのち)
ハディ:ユーリ!!生命はもらうよ!!

ナレ:寝所に忍び込んだハディたちがユーリを剣で切りかかろうとした
   カイルはユーリの太ももにつけてある護身用の小さなナイフをハディに投げた

ハディ:うっ・・・

シャラ:姉さん!?くそっ!やああああ!!

ナレ:シャラが再びユーリに切りかかる
   ユーリはカイルの腰に挿してある剣を抜き攻撃を防いだ

IMG_0221.jpg


ユーリ:ハァハァ・・・

カイル:よく止めた!ユーリ! お前ら何者だ!!

ナレ:カイルは剣でシャラの顔に巻いてある布を切った

ユーリ:あっ!?ティトのお姉さん!?

カイル:シャラ!?三姉妹か!?これはなんの真似だ!?

ハディ:陛下の寝所に入ったからには死刑は覚悟の上!
    それでも私たちは弟を殺した者を許しておけません!!

カイル:ティトを殺したとはユーリのことか それはたしかに・・・

ユーリ:まって皇子!!私に説明させて!!
    たしかにティトは私のせいで死んだわ・・・
    だからずっとあなたたちと話したかった お願い聞いて!
    まず言いたいのは・・・ごめんなさい 本当にごめんなさい
    あやまってすみことじゃないけど 許してもらえるとも思ってないけれど・・・ごめんなさい!!

ナレ:ハディは無言で衣服の中に隠した小瓶のふたを開けた

ハディM:・・・人間でも3~3滴で十分・・・か・・・
                                           (いのち)
ユーリ:ああ 何から話したらいいんだろう・・・つまり 私はずっと皇妃に生命を狙われてて
    それで首を切られそうになった時ティトが助けてくれたの・・・
    でも そのためにティトが捕まってカシュガのズワ・・・殺されてしまった・・・

ハディ:なっ うそつき!
    私たちはカイル殿下の使いの者からティトはあんたの手にかかって死んだとちゃんと聞いたんだ

シャラ:そうだ 私たちはちゃんと聞いたんだ あんたがティトにひどい仕打ちをしたと

リュイ:そう ティトはむごい殺され方をしたって・・・

カイル:ぇ!?

ハディ:リュイ!シャラ!

双子:わかってる!!

カイル:!?なっ何をするんだ!?

ナレ:リュイがカイルに抱きつき動きを封じる シャラはユーリを後ろから羽交い絞めにし
   ハディはユーリのアゴを持ち口を開けさせる

ユーリ:あっ!?
                               (ネルガル)
ハディ:あやまりたいなら ティトに直接いいなさい 冥界の神の元でね!!

ユーリ:何を・・・

カイル:ハディ ユーリの言ったことは本当だ ズワの腕にはティトを殺して奪った
    チョーカーがはまっている それにわたしは使いなど送っていない!!

ハディ:え?

ナレ:しかし、カイルの言葉は少し遅かった ユーリの口に小瓶の毒が数滴落ちた
   それはユーリのノドに入り 思わず飲み込むユーリ

ユーリ:ゴクッ うっ ゴホッ・・・い・・・息が・・・い・・きが・・・でき・・・な・・・い・・・ゴホッ

リュイ:ね・・・姉さん・・・!?

カイル:ユーリ!!

ユーリM:ノドが焼ける!!胸が焼ける!!いったい何がおこったの!?息が・・・できな・・・い・・・っ・・・

カイル:おい ユーリ!!ユーリ!!はっ!?

ナレ:ユーリはカイルの腕の中に倒れこみ 動かなくなる

カイル:キックリ!!誰かいないか!!・・・キックリ!!

ナレ:カイルの声に気づき キックリが部屋に駆けつける

キックリ:失礼しますカイルさま 何が・・・
                                  (くすし)
カイル:<言葉を遮る様に>キックリすぐに医師を呼べ!!薬師もだ!!

キックリ:!?ユーリ様がどうか!?

カイル:早くしろ!!事情はあとだ!

キックリ:はっ はい!ただ今!!

カイル:ハディ飲ませたのは毒薬だな 種類はなんだ!?

ハディ:ぞ・・・存じません・・・

カイルM:心臓が凍る 冷たくなるユーリの体より早くわたしの心臓が凍りつく
     こ・・・こんなばかな・・・ユーリはすぐに目を開ける!!すぐに目を・・・!!
                 (くすし)
キックリ:カイル様!!医師と薬師を連れてきました!!

カイル:こっちだ!!早く!!毒を飲んだ まだ間はない!!

ナレ:医師がユーリの様子を見る

カイル:・・・どうだ?・・・どうなんだ!!

医師:・・・手遅れです・・・

カイル:なん・・・だと・・・?

キックリ:そ・・・そんな・・・ユーリ様・・・

医師:すでに呼吸も脈も止まっておいでです・・・手のほどこしようがございません・・・
   お亡くなりでございます

IMG_0222.jpg


カイルM:・・・こんな・・・ばかな・・・?

カイル:ユーリ!?

ナレ:すぐにもユーリが死んだ事がアナトリアの街中に広まった

街人1:おい 聞いたか!?

街人2:なあに?

街人1:ユーリ様がお亡くなりになったらしいぞ

街人2:なんだって!!

街人1:さっきご遺体がカイル殿下の仮宮から大神殿に移されたそうだよ
               (イシュタル)
街人2:なんてこったね 戦いの女神がヒッタイトに味方してくれたと喜んだ矢先にね・・・
                  (イシュタル)
街人1:この乱世じゃどの国も戦いの女神の加護がほしいさ

街人2:そうだね イシュタルがそう簡単に現れるはずがないよね・・・

ナレ:大神殿ではユーリのそばを片時も離れないカイルの姿があった

市長:殿下は朝からずっとああしておいでなのですか?

キックリ:はい・・・わたしは子供の頃からカイル様にお仕えしていますが あんなご様子ははじめてで・・・
     <カイルに歩み寄る>
     カイル様 何か召し上がらないとお体に毒です・・・

カイル:・・・キックリか・・・こんなことならあの時 ムリにでもユーリを国に還してやるんだったな・・・

キックリ:ご自分をお責めなさいますな!あの時ユーリ様はご自分の意思でお残りに・・・

カイル:違う・・・違うんだキックリ・・・

カイルM:わたしはあの時ユーリを還したくなかった・・・
     本当はずっと側においておきたいと願っていたんだ・・・

市長:失礼しますカイル殿下 ハディ リュイ シャラ 三姉妹の調べを始めます

カイル:・・・わかった行こう

ナレ:カイルが部屋を去るのを見計らっていたウルヒは、
   大神殿で遺体が安置されている部屋の隠し扉から姿を現しユーリの遺体を抱きかかえ持ち去った
   別間にて三姉妹はカイルの前で膝をつき頭を下げている
                          (いのち)
キックリ:ばかやろう!!ユーリ様はティトを生命をかけて守った方なんだぞ
     ティトはユーリ様を慕っていたんだ それを・・・

カイル:やめろキックリ
    私の使いだと偽ってユーリを殺すようにお前たちをそそのかした者
    その者の顔は見ていないんだな

ハディ:も・・・申し訳ありません いつも黒い布を被っていましたので・・・

キックリ:ウルヒですよ!!

カイル:・・・多分な・・・だが顔を見ていないなら決め付けるわけにはいかない
    毒も残っていないし 容器も皇妃につながる物ではない いつもながら巧妙だな・・・

兵士1:殿下 申し上げます 大神殿よりユーリ様のご遺体が盗まれました

キックリ:ぇ!?

カイル:何・・・!?

ナレ:カイルたちは急いで遺体が安置してあった部屋に向かう

市長:ま・・・まことに申し訳ありません 部屋の入り口には神官が
   門には衛兵がお守りしていたのですが・・・

キックリ:でも いったいどうやって・・・

カイル:・・・抜け道を使ったのだろう

キックリ:カイル様?

カイル:王宮や格式の高い神殿には必ず非常時のために抜け道が用意されているはずだ
    その見取り図を管理しているのは各神殿の大神官だ
       (テシュプ)   (ヘパト)
    ここは天候神の妻 太陽女神を祭る神殿 大神官は・・・

キックリ:皇妃さまです!やはり皇妃さまがユーリ様を・・・でも何故ご遺体などを・・・?

カイルM:そうだ・・・皇妃の企みはただユーリを殺すことではない・・・
     儀式の生贄として首を落とすはずだ・・・毒殺など無意味なはず・・・

ナレ:ナキアの陰謀によりユーリは息をひきとった しかしユーリの遺体はウルヒに持ち去られた
   カイルはナキアの行動をおかしく思いつつユーリの遺体を探し回った

街人1:うわぁあああああ

街人2:うるさいよ!あんた どうしたの

街人1:それが・・・皮をはいでいいってハディのところから仔山羊をもらったろ?

街人2:ああ 毒で死んだから肉は食べれないが皮は使えるって

街人1:ああ そうだ だけどそれが・・・生き返っちまったんだよ!?





天は赤い河のほとり 7話 死  完




   



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