スポンサーサイト -------- スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

11話 初戦 2011-07-24 未分類 トラックバック:0コメント:0

天は赤い河のほとり 11話 初戦

戻る

人物紹介

台本を使用される方へ
必ず人物紹介にあるQ&Aをお読みください。


【キャスト】
♀ユーリ:
♀ハディ/女2/ナキア:
♀リュイ/シャラ/女1:
♂カイル:
♂ザナンザ/街人:
♂黒太子/ヒッタイト兵/陛下:
♂イルバーニ/ミタンニ兵/シュナシュ王:
不問ナレ:




ナレ:地中海に望む小国キッズワトナ この地での戦いがヒッタイト ミタンニ間の事実上の開戦となった

ユーリ:ハディ 私にも馬と剣を用意して 戦いの中でカイル皇子のジャマになりたくない
                     (ヒラシ)
ハディ:ご準備できております 馬は中庭に 剣はユーリ様のために父が作り直した鉄剣を・・・

    ユーリさま・・・それから・・・これを

ユーリ:マント?そんなのいらないよ 動きづらいし暑いし

ハディ:ですが・・・あの お胸元に・・・

ユーリ:え?あっ・・・

ユーリM:ザナンザ皇子のキスマーク!!これ・・・カイル皇子にも見られた!?

ザナンザ:兄上!ユーリをつれ出したこと申し訳ありません わたくしは・・・

カイル:そのことは今はいい ザナンザ お前には左翼軍を任せる 黒太子に背後に回りこめ

ザナンザ:は・・・はい!

ユーリ:カイル皇子・・・

カイル:ユーリ お前はハディ達とこの砦の中にいるんだ

ユーリ:わ・・・私も行く!!つれてって!!
    (イシュタル)
カイル:戦いの女神は神殿にいるもんだ

ユーリ:でも・・・

カイル:言うとおりにしろ!!キックリ行くぞ!!

ユーリM:皇子・・・怒ってる!?やっぱりこれを見られたんだ・・・

カイルM:ザナンザと何があった!?ノドから飛び出しそうな言葉をなんとか飲み込んだ

     ユーリは私のものではない あいつは国に好きな男がいると言っていたじゃないか!
         (きつもん)
     わたしに詰問する権利は無い!!

カイル:右翼軍続け!!

ナレ:ミタンニ陣営では

黒太子:戦況はどうだ?

ミ兵:こう着状態です 黒太子!兵力はこちらのほうが多いのにほぼ互角・・・いったいこれは・・・

黒太子:・・・ふん 有能な将は少数の兵を補う の見本だな

ミ兵:は?

黒太子:見ろ ヒッタイトは戦力を2つに分けても統制のとれた動きをしている

    指揮官が2人いるということだろう 特に右翼の主力軍を率いてる男

    そうとうきれるヤツだ このままでは消耗戦になる さてどうするか キッズワトナ軍はどうしている?

ミ兵:はっ まったく動きません
        (ひよりみ)
黒太子:小心で日和見のシュナシュ王らしいことよ よしまずは王宮をおとせ

    王とキッズワトナ軍を味方につける そして地中海をヒッタイトの血で染めてやろう

ナレ:ヒッタイト右翼軍では新たにカイルの命が下されていた

カイル:歩兵隊は市街地を守れ!!市民には手を出すな 逃げ遅れた女子供は保護するんだ!!

女2:きゃあああああ 殺さないで!!

ヒ兵:さわぐなよ 安全なトコまでつれてってやるから皆を集めな

女2:え?
                        (イシュタル)
ヒ兵:何もしないから安心しろ オレ達の戦いの女神は女子供への乱暴をいやがりなさるんだ

ナレ:そこへミタンニ兵がたいまつを手に現れる

ミ兵:家に火をかけろ ヒッタイトのやつらをあぶりだしてやる

街人:ミ・・・ミタンニ兵だ やめておくれ・・・何年もかけて蓄えたものが・・・

ミ兵:どけ!!ジャマすると叩き殺すぞ!!

ナレ:突如 矢が飛んでくる 矢はミタンニ兵の腕をかすめた

ミ兵:う・・・うわっ・・・誰だ!?何をする!!

ユーリ:街を焼くなんて冗談じゃない!!ハディ リュイ シャラ 行くよ!!

ハディ・シャラ:はい!

ナレ:ユーリと3姉妹はミタンニ兵へ攻撃をしかける

   圧倒的な強さにミタンニ兵はしりもちをつき逃げ出す

ミ兵:うわあぁぁああ!?
               (ひと)
女2:かっこいい!!あの女性たちもヒッタイト軍!?

女1:女だってやればできるんだねぇ!! あっ!!あの子!?

   おチビさん あんた戻ってきたのかい?

ユーリ:おばさん よかった無事だったんだね

女1:あんた 惚れた男のもとに戻ったんじゃなかったのかい?

ユーリ:・・・戻ったけど 一緒にまた来ちゃった ほら あそこにいるよ 月毛の馬のひく戦車の上・・・

女1:へぇ いい男じゃないか だ・・・だけどありゃ 身分の高そうな男だねぇ

ユーリ:・・・ね おばさん言ったとおりヒッタイトは皆に悪いことしないでしょ あのひとがさせない

ユーリM:ザナンザ皇子とはなんでもない カイル皇子だけが好きなの!!そう言えたら楽になるけど・・・
                                      (イシュタル)
     言えない・・・カイル皇子のそばにいるためには 私は戦いの女神でいるしかない

ユーリ:ハディ おばさんたちを頼むね!

女1:ちょっとねえさん あの子何者なんだい?

ハディ:あの方はユーリ様とおっしゃって第3皇子カイル・ムルシリ殿下のご側室!!
              (イシュタル)
    我々ヒッタイトの戦いの女神よ
                            (イシュタル)
女1M:皇子殿下のご側室で・・・ヒッタイトの・・・戦いの女神

女1:あの おチビさんが・・・!?

ナレ:その場をハディ達に任せユーリは右翼軍へ向け馬を走らせる
                                                (イシュタル)
ユーリM:カイル皇子のそばにいたい 役にたちたい そのためなら一生懸命 戦いの女神を演じてみせる

カイル:危ない!!ユーリ!!

ナレ:突如 流れ矢がユーリの背後に飛んできた 間一髪でカイルがユーリをかばう

ユーリ:きゃあ!!

カイル:ばか!!砦にいろと言ったろう うろうろとしてると流れ矢にあたるぞ

ユーリ:カイル皇子 ご・・・ごめんなさい わ・・・私何か役にたちたくて・・・

カイル:わたしはお前に助けられなくとも戦える!

ユーリ:ごめんなさい ごめんなさい おこらないで・・・皇子これ以上おこらないで・・・

カイル:!!・・・わたしは何も怒ってなどいない・・・どなったのは悪かった 戦闘で少し気が立っているだけだ
         (イシュタル)
    お前は戦いの女神として 想像もしなかったほどやってくれている 十分だ

ユーリ:言って・・・何でもやるから言って!!

カイル:・・・・・・・・

カイルM:戦争になどつれてきたくない・・・本当はわたしの宮から出したくない 宮の奥に閉じ込めて

     誰にも会わせずどんな男の目にもふれさせず・・・ユーリはわたしだけのものに・・・

ナレ:カイルはユーリを抱きしめ唇を重ねようとした その時

リュイ:カ・・・カイル殿下!!キッズワトナ軍がミタンニ側につきました!!

カイル:何!?

ユーリ:ど・・・どうして!?キッズワトナはヒッタイトの同盟国じゃないの

ハディ:シュナシュ王の裏切りです

シャラ:キッズワトナ軍2千が敵については いくらカイル殿下でも兵力が違いすぎるわ

ハディ:シャラ!

カイル:・・・・・・・・

ユーリM:カイル皇子・・・

ナレ:キッズワトナ王宮では

黒太子:シュナシュ王よ 賢明な選択だ

ナレ:シュナシュ王の前に血で赤く染まった黒太子の剣が掲げられる

   目の前で娘と側室を黒太子によって惨殺されたシュナシュ王は打ち震え腰を抜かしていた
    (きこう)
黒太子:貴公がすぐにわたしの要求どおり軍を出していれば 血を流さずにすんだのだが

    まぁ 命があれば側室も子供も 今後いくらでもつくれよう

    我らがアナトリアを手に入れた後も貴公が従属をちかうならの話だがな

ナレ:その頃ヒッタイト右翼軍のカイルの元に知らせが届く

ハディ:カイル殿下 右翼軍 第1第2戦車隊敗退します て・・・敵軍の数が多すぎます

リュイ:ただ今ザナンザ殿下がお戻りになられました

ザナンザ:兄上 申し訳ありません 左翼軍全軍 もちこたえきれずに・・・

カイルM:キッズワトナを失えば帝国の南の守りは崩れる

     ミタンニの侵略を許すことになってしまう どうする!?

ザナンザ:兄上 このままでは我が軍は全滅します

カイル:・・・・・・

ハディ:殿下!ミタンニ軍が攻撃してきます!!

カイル:何!?

カイルM:兵力にこれだけの差がついては戦いにならない・・・今は引くしかないか

カイル:くそっ・・・全軍退・・・ !?

ナレ:カイルが隊へ退却の指示を出そうとしたその時 街人達がミタンニ兵に攻撃を仕掛けた

街人:これでもくらいやがれ!!

ミ兵:うわわわっ!?熱湯だ!!退け!!

女1:熱湯だけじゃないよ!えいっ!!

ミ兵:何!?今度はレンガだと!?

街人:市街地なら兵隊より俺たちのほうが詳しいさ!!

女1:くらえ!!

カイル:!?

ユーリ:キッズワトナの街の人たちが・・・!?

街人:オレ達はいつも誰かに支配されて暮らしている
                             (イシュタル)
女2:なら血で支配する黒太子より 守ってくれる戦いの女神のほうがいいさ!

街人:王がミタンニについても オレ達はヒッタイトに味方する!

ナレ:キッズワトナの街人達の思わぬ暴動に ミタンニ兵はなすすべも無く退いて行く

ミ兵:く・・・黒太子 申し上げます 市民どもの暴動です!!

黒太子:何?

ミ兵:キッズワトナ中の市民が我が軍に向かってきます
                                      (ネズミ)
黒太子:どういうことだ!?いつも無様に逃げ惑うしか能の無い市民どもが!?

ミ兵:わ・・・わかりません ですが口々にイシュタルの名を叫んでいるようです
     (イシュタル)                     (ゲリラ)
黒太子:戦いの女神だと!? ふん 市街地で国中から遊撃 戦を仕掛けられたら わたしとてしようがないわ!

    退け!!今日のところはここまでだ それからヒッタイトの総指揮は誰だかわかったか?

ミ兵:はっ!捕虜の話によると第3皇子カイル・ムルシリとか・・・

黒太子:カイル・ムルシリ・・・覚えておこう・・・

ナレ:ヒッタイト対ミタンニの初戦は思わぬ展開でヒッタイト側の勝利で終わった

街人:見ろ!ミタンニ軍が逃げるぞ!やったぁ ざまぁ見ろ 二度と来るな!!

ユーリM:勝った・・・?ヒッタイトが・・・勝った?カイル皇子が勝った!!

ナレ:キッズワトナの王宮前には カイルに深々と頭を下げるシュナシュ王の姿があった

シュナシュ:カイル・ムルシリ殿下 も・・・申し訳もありません・・・帝国と同盟を結びながら・・・

      こ・・・この度はまことに ど・・・どうかお許しを・・・どうか命は・・・

カイル:シュナシュ王よ あなたの処遇を決めるのは皇帝陛下だ
    (さいか)
    ご裁下あるまで国務は太子にゆずり謹慎されよ

シュナシュ:は・・・ははっ
   (イシュタル)
街人:戦いの女神よ 我らに祝福を!
             (イシュタル)
女1:どうか祝福を!戦いの女神を!!
      (イシュタル)
カイル:・・・戦いの女神はひとり歩き し始めてしまったようだな もう引き返せない

ユーリ:カイル皇子

カイル:ユーリ祝福してやるがいい

ユーリ:しゅ・・・祝福ってどうやって? ・・・!!皇・・・

ナレ:ユーリの言葉をさえぎるようにカイルがユーリに口づけをした

   そしてすぐさま振り向き市民達にイシュタル・ユーリの祝福を与える

街人:イシュタル!!

女1:イシュタル バンザーイ!!

ユーリM:皇子・・・冷たい唇・・・

カイル:キッズワトナにイシュタルの祝福を
                        (イシュタル)
ユーリM:義務としてのキス 皇子から戦いの女神への・・・

     人の心が熱い 太陽も大地もこんなに熱いのに キスだけが冷たい

     カイル皇子が好きで好きで胸が痛いよ・・・この気持ちどうしよう・・・

ナレ:ハットゥサの宮に戻ったユーリ達は

リュイ:輝く太陽 抜けるような青空 ハットゥサ中がミタンニ戦の初勝利にわきかえってるのに!!

    なのに・・・なのに!!なんで この宮だけこんなに暗いの!?

ハディ:・・・しかたないでしょ 宮のご主人のカイル殿下もザナンザ殿下もユーリ様までああなんだもの・・・

リュイ:でもさ ユーリ様とザナンザ殿下は最後までいってないんでしょ・・・AとBまででエッチなし

シャラ:ま・・・ね お2人とも否定なさったけど 何日も2人っきりだったんだもん

    カイル殿下としちゃ疑惑は残るんじゃない

ナレ:2人をたしなめるようにハディが双子の頭をこずく

ハディ:ばかなことばかり言ってないで仕事しなさい!リュイ シャラ!

リュイ:姉さん !?

ハディ:この宮にはそれ以外にも心配ゴトは山積みなんだから!!

イル:そのとおりだ 今は殿下方の個人感情より 王宮の審判のほうが問題だな

ハディ:イル・バーニ様

リュイ:王宮の審判?

イル:忘れたか ザナンザ殿下は兄君のご側室を誘拐した罪を

   カイル殿下はその管理不行届きの罪を問われている ミタンニ戦の勝利はそれとは別問題だ

ハディ:あっ!?

シャラ:だってあれはもともと 皇妃さまが殿下方をおとしいれようとして・・・

イル:そうだ だから 皇妃がこのままそのことを うやむやにするはずがないだろう

   必ず問題を王宮の公の場にひっぱりだしてくる

ヒ兵:た・・・只今 皇帝陛下のお召しが・・・カイル ザナンザ両殿下と

   ユーリ様に至急 王宮までおいでをとのことです

ユーリM:王宮!?また皇妃が何か!?カイル皇子はあれから口を聞いてくれないし

     こんな時に皇妃と対決する元気なんてないよ
                                       (バンクス)
ナレ:王宮へと呼ばれた カイル ザナンザ ユーリは皇帝陛下と元老院の前に並んでいた
          (バンクス)
カイル:なるほど 元老院を召集したのは 皇妃の差し金か
   (バンクス)
ユーリ:元老院?

イル:そう 我々ヒッタイトには国事決定権を持つものが3つあります
     (タパルナ)   (タワナアンナ)              (バンクス)
   一に皇帝陛下  二に皇妃陛下  そうしてもうひとつがこの元老院です
                     (ほうてん)(ほうりつ)
   その上200条から成るヒッタイト法典という法律があり

   エジプトやバビロニアのように王の独断で重要な決議はできません

ユーリM:皇帝が独断できない・・・それはよりよいシステムなんだろうけど・・・この場合は・・・?

陛下:カイル・ムルシリ ザナンザ・ハットゥシリ まずはキッズワトナの件 ご苦労だった
              (きゅうだん)
   だがお前達に対する糾弾が消えたわけではない 本来 民達の手本となるべき皇子達が

   風紀を乱し 王宮及び都中を騒がした 罪は軽くないぞ

   特にザナンザ!!誘拐は重罪である!!

ザナンザ:・・・・・・

カイル:陛下おまちを!!これは誘拐などではなく・・・

ナキア:ひかえよ!!言い逃れはできませんよカイル殿下 ハットゥサ城門の衛兵達も

    カネシュ市庁舎の者達も ザナンザ殿下がその娘をムリやり連れ去るのを見ているのです!!

ユーリM:悔しい ザナンザ皇子が皇妃に操られてたって証拠さえあればいいのに

     皇妃の使う魔の水はすぐ消えてしまうから反論できない・・・

陛下:ヒッタイト法典には誘拐罪の罰として 平民には年収分の罰金が規定されている

   だが皇子であるお前達にはその200倍の銀80マナを・・・
                    (おうせきはくだつ)
ナキア:なまぬるい!!私は皇子の皇籍剥奪を要求します!!
  (おうせきはくだつ)
ユーリ:皇籍剥奪?
        (しんか)
イル:皇子から臣下の身分に落とすということです
                   (おういけいしょうけん)
   皇妃はこの機にカイル皇子の皇位継承権を奪う気のようです

ユーリ:そんなこと・・・!!

ナキア:皇帝陛下もおっしゃった 皇子は民の手本となるべきだと
                         (バンクス)
    ですから あえて要求します どうぞ元老院の採決を!!

ユーリM:元老院が賛成するはず無い カイル皇子がどんなに大切な皇子かみんなわかっているはずだもの
                          (バンクス)
ナレ:しかしユーリの考えとは裏腹に数名の元老院が賛成の意を表明した
                    (バンクス)
ユーリM:そんな・・・まさか・・・!?元老院に皇妃の手が回っている!?
                                           (さいか)
ナキア:元老院は私の提案を支持してくれたようですわ 陛下 どうぞご裁下を
     (バンクス)
カイルM:元老院が皇妃についた!?これでは皇帝でもくつがえせない!!

イル:こ・・・こんなばかなことが・・・

陛下:・・・で・・・では 言いわたす カイル・ムルシリ ザナンザ・ハットゥシリの皇籍を・・・

ユーリ:ま・・・まって!!こ・・・この誘拐劇は全部カイル皇子の計画なの!!

カイル:ユーリ!?

ナキア:小娘!!たわごとはやめよ!!

陛下:まて!かまわぬ 言いたいことがあればのべてみよ

ユーリ:え・・・!?あの・・・はい・・・えーと・・・ゴクリ

    つまり・・・今度のことはミタンニ軍の目をあざむくためにカイル皇子が計画したお芝居です

    ミタンニの黒太子がキッズワトナを急襲するという情報を得て

    カイル皇子はザナンザ皇子と私を応戦準備のため先行させたんです

    でも 敵に知られるといけないのでこんな方法を・・・本当です
     (スキャンダル)
    だから醜聞などありません だ・・・誰にも・・・顔向けできないようなことしてません

陛下:それは本当か?

ナキア:ウソにきまってます いいのがれです

イル:あらかじめ準備なくして 倍の数の敵軍に勝てるとお思いですか

   今回の勝利が真実を証明しておりましょう

ナキア:で・・・では ミタンニの急襲をなぜ報告しなかったのです!?

カイル:敵をあざむくには味方からと申します
   (さっこん)
    昨今どこからどのようなジャマが入るかわかりませんので

陛下:わかった みごとであった カイル ザナンザ 2人には改めて褒賞をとらせよう 退がってよい

ユーリM:よかった とっさのウソだったけど 本当によかった・・・

ナレ:ユーリのとっさのウソで陛下も元老院もがカイル皇子の計画だと信じた

   その後謁見の場を出たユーリ達

ザナンザ:ありがとうユーリ またあなたに助けられたな

ユーリ:そんなことないよザナンザ皇子 メチャクチャな私のウソをみんながフォローしてくれたおかげよ

    まったく皇妃ってば 何かっていうと難癖つけて・・・

ナレ:カイルは2人の姿をしばらくじっと見つめ その場を立ち去ってしまう

ユーリ:カイル皇子?

ユーリM:皇子はまだ私とザナンザ皇子とのこと疑ってるの?

ユーリ:待って カイル皇子!

ナレ:カイルの後を追うユーリ カイルは自室へと戻っていった

ユーリ:皇子 ねっ皇子聞いてよ!!私とザナンザ皇子はなんでもないよ 本当だってば!!

カイル:それはわかったと言ったろう 今日は助かったよ 疲れただろうからもうお休み

ナレ:カイルの態度にユーリはムッとし枕を投げつける

カイル:ユーリ!?

ユーリ:男らしくないよ 言いたいことがあるなら言ってよ

    何も気にしてないなら何で目をそらすの!?

カイル:物を投げるのをやめないか!ジャジャ馬め わたしはザナンザとのことなど気にしていない!!

    やめろというのに!!

ユーリ:やっ!はなして!

ナレ:ユーリを押さえ込みキスしようとするが 何かをためらうかのようにユーリを開放するカイル

カイル:っ!?

ユーリ:カイル皇子?

カイル:・・・もう休め

ユーリ:むー・・・どうせ私はジャジャ馬だよ!

カイル:え?

ユーリ:そうだよね 恋人には不自由してなかったよね!!

    どこの姫君のトコでも行っちゃえ!!ばかっつ!!

カイル:ユーリ!!

ナレ:ユーリはカイルに花瓶の花を投げつけ部屋を後にした

   そして3姉妹の寝ている寝室へと向かう

ユーリ:ハディ リュイ シャラ しばらくここで寝かせてもらうからね!!

シャラ:ええー!?

ハディ:ユーリさま!?

リュイ:何があったんですか!?

ユーリ:何も聞かないで!!

ユーリM:ばかっ!!カイル皇子のばかっ!!こんなに言ってもわかってくれないなら もう知らない!

カイルM:わたしにどうしろというのだ ユーリはいずれ自分の国に還るのだ 

     これ以上触れ合えば還せなくなってしまう・・・

ナレ:2人の思いがすれ違う中 ハットゥサでは新たな問題がおころうとしていた



天は赤い河のほとり 初戦 完




戻る


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック URL
http://papata.blog.fc2.com/tb.php/36-8cf3a827
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。