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2話 出会い 2011-05-01 未分類 トラックバック:0コメント:0

天は赤い河のほとり 2話 出会い


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あらすじ

人物紹介


台本を使用される方へ
必ず人物紹介にあるQ&Aをお読みください。


【キャスト】

♀ユーリ:
♂カイル:
♀ナキア:
♂:兵隊1/キックリ:
♂:兵隊2/陛下:
不問ナレ:








ナレ:ナキアに20世紀から呼び寄せられた夕梨は紀元前14世紀のヒッタイト帝国の首都ハットゥサにいた

ユーリ:どこなのよーーーっっ!?ここはーーーっっ!?

ナレ:天は赤い河のほとり 2話 出会い

ユーリ:・・・・・・うそ 悪い夢だ そっそうよこんなの夢だよ 目を開けたら元どおり・・・に・・・

ナレ:目を開けたユーリ しかしそこは はるかな地平線 緑の絨毯 城壁に囲まれた赤茶色の街

ユーリ:うそ・・・どうなっちゃったの?私・・・氷室とデートしてたのよ・・・
    映画観て 公園を歩いてただけなのに・・・なんで?

ナレ:その時背後で声が聞こえてきた

兵隊1:いたぞ こっちだ!

ユーリ:兵隊!?

兵隊2:泉から現れたやつだ

ユーリM:ダメだ・・・言葉がわからない
     ここがどこだか 何がどうなってるのかわかんないけど 逃げたほうがいいような気がする

ナレ:ユーリはその場から逃げ出した 後を追う兵隊たち

兵隊1:逃げたぞ 追え

ユーリM:水に引き込まれるときに聞いたあの声 水みたいに冷たい声

ナキアM:捕まえた この娘だ

ユーリM:とにかく今は何もわからないけど 逃げたほうがいい!!

ナレ:頭の整理もつかないままユーリは追っ手から必死に逃げる ハットゥサの街を走り続けていた

ユーリM:だけどどこへ逃げればいいの!?
     赤土のレンガの壁が迷路みたいでどこを走ってるのかわかんないよ

ナレ:前方と後方から兵隊が近づいてきていた とっさにユーリは建物の隙間へと逃げ込んだ

ユーリ:!!こっちにも人が・・・!?

ナレ:そこにいたのは兵隊や街人とは違う身なりの男であった

IMG_0209.jpg

ユーリ:・・・・・・

ユーリM:兵隊・・・・・・じゃないよね・・・?

兵隊2:こっちだ!

ユーリM:兵隊だ!!どうしよう ほかに逃げる場所ないのに・・・!!どうしよう!!

ナレ:その時 男はユーリの腕をつかみ引き寄せるとマントで覆い隠した
   言葉を発するユーリの口を塞ぐように唇を重ねる

ユーリM:な・・・にっっ・・・!?こんなの・・・知らない 氷室の優しいキスと全然違う 苦し・・・!!

ナレ:そこに兵隊たちがやってきた

兵隊1:おい こっちに娘が来たろう?どっちに逃げた!?

カイル:娘?さあて 気づかなかったな 女性と一緒のときはほかの女性は目に入らないんでね

ナレ:男はユーリをマントで隠したまま兵隊のほうを向く

兵隊1:はっ!?こ・・・これはカイルさま!
    カイルさまが何故このような場所に・・・!?

兵隊2:あ・・・あの わたし共は娘を・・・妙な服装の娘がこちらへ来たはずなのですが・・・
                                  (ひと)
カイル:だから知らんといったろう やっと口説き落とした女性といいところなんだから邪魔をするなよ

ユーリM:あれ・・・私・・・言葉がわかる!?

カイル:失せろ!!

兵隊1:はっ・・・ははっっ!!

ナレ:兵隊たちが去っていく そして無理やり唇を奪った男に震えるユーリ

カイル:たしかに妙なカッコだな どこの国の者だ?
    何をして皇妃の私兵に追われるような事になったんだ?
                        (ひと)
ユーリM:皇妃の私兵・・・!?こ・・・この男性が助けてくれた・・・わけ?
     それに・・・なんで急に言葉が・・・!?はっ・・・まさか・・・今のキスのせい!?

カイル:もしかしてさっきのを怒っているのかい?
   中途半端が不満なら最後までつきあおうか ちょうどわたしも約束の女性にすっぽかされてね

ナレ:反射的に身を引き 逃げ出すユーリ

カイル:おい まて!!
         (ヤツ)
ユーリM:なんて男なの!!誰も信じられない!!
    私は何故ここに連れてこられたの!?なんで急に言葉がわかるようになったの!?
    何ひとつわかんない!!誰も信じられない!!

ナレ:逃げ出したユーリは再び兵隊に見つかった 兵隊に腕をつかまれ捕らわれる

ユーリ:や・・・い・・や・・・いや! いやーーーーーー!!

ユーリM:助けてパパ ママ!! 助けて氷室!! 誰か助けて!!

ナレ:ユーリは捕らえられ 皇妃の宮の地下室へと連れて行かれた

ユーリM:どうして・・・?どうして私がこんな目にあわなきゃなんないの!?

ナキア:平民どもに見られたのはぬかったな 騒ぎが広まる前に事を済ませねばならぬ

ユーリM:この声・・・!?私を引き込んだ声だ!!

ナキア:ハットゥサへよう来た

ユーリ:あなたが私を呼んだのね!なぜ・・・!?私をどう・・・っ!?

ナキア:じっとしておいで 私はお前の血が要るのだ ここをこう切って流れる赤い血が必要なのだよ

ユーリ:なっ・・・私の血・・・!?

ナキア:皇帝陛下はもうご高齢 私はその後を息子の皇子に継がせたい
    だが わが皇子は皇帝の末の息子 皇太子になるには上の皇子たちに死んでもらわねばならぬ
                (かたしろ)
    だから彼らを呪い殺す形代として 私には生贄の血が必要なのだ
         (たまわれ)
    私は生贄を賜れと神に祈った どこの国の者でもかまわぬ 最高の生贄をと願い お前が現れたのだ

ユーリM:私が・・・・・・生贄!?
                      (とき)
ユーリ:も・・・もうすぐ21世紀っていう時代にそんなこと許されるもんか!!

ナキア:にじゅういっせいき それがお前の国か?だがここはヒッタイトの帝国
    水の王たるシュッピルリウマ王の皇妃の私にできぬものはない

ユーリ:水の王・・・?

ナレ:そこへ兵隊が勢いよく駆け込んでくる

兵隊1:皇妃さま 申し上げます ただ今皇帝陛下がこちらへ!!

ナキア:陛下が何故ここへ!?

兵隊1:おそらく街での騒ぎがお耳に届いたのかと

ナキア:ちっ ほかの皇子を呪い殺そうとしていること 陛下に知られてはならぬ

ユーリM:皇帝・・・皇帝なら皇妃を止めてくれるかもしれない!!

ナキア:よい!要はこの娘の血が流れればよいのだ 私に考えがある!

ナレ:そう言うとナキアはユーリの口を布で塞いだ

ユーリ:うっ・・・うぐっ・・・

陛下:皇妃よ 泉から現れた娘のことは聞いた その娘がなぜそちの宮にいるのか?

ナキア:お忘れでございますか 私は皇妃であるとともに 大神殿の神官も兼ねる者
      (テシュプ)
    泉は天候神の恵み 神殿の管轄です 娘が私の元にいて不思議はありますまい

ユーリM:助けて・・・!お願い助けて!!

陛下:ふむ で 娘をどうするつもりなのだ?
              (みもと)
ナキア:はい 天候神の御元から現れた娘なら 御元にお返しするのが帝国の栄えになるかと・・・

ユーリM:返す・・・?
   (テシュプ)
陛下:天候神への生贄とするか?

ナキア:御意

陛下:皇妃が決めたことならそれもよいだろう
                                   (ふれ)
ナキア:はい では娘を大神殿に 明日祭事を行うと街に布令を出せ

兵隊1:はっっ

ユーリM:そんな・・・!!誰も助けてくれない・・・
    生贄ですって!?呪い殺すですって!?いったい何の冗談なの!?
    こんなの現実だと思えなんてムリだよ

ナレ:次の日 大神殿 黒い布を頭に巻いた男たちがユーリを連れてくる

ナキア:娘をひきだせ!!

ユーリM:こんなの・・・悪い夢だ!!

兵隊1:皇帝陛下ご着席 皇太子サリ・アルヌワンダ殿下ならびに・・・

ユーリM:どうしよう このままじゃ本当に殺されちゃう

兵隊1:第3皇子カイル・ムルシリ殿下ご着席
                  (ひと)                (ひと)
ユーリM:どうし・・・ !?あの男性!?第3皇子・・・って あの男性が!?
    やっぱり皇妃の仲間だったんだ

ナキア:神々の中の神 偉大なる天候神よ 我は雨の恵みと大地の豊じょうを願い
         (おとめ)
    汚れなき処女を御元に送る

ナレ:男はユーリをひざまつかせ 斧を振り上げる

ナキア:貢物を受け取り どうか我が願いをかなえたまえ

カイル:・・・・・・・

ユーリM:いやだ!?死にたくない!?

IMG_0210.jpg

                            (カップ)
ナレ:ユーリの首が落とされようとしたその時 高杯が斧を持つ男の腕に飛んできた

ナキア:なっ 何者だ!?神事を邪魔するとは 天候神を愚ろうするか!!
                             (ははうえ)
カイル:愚ろうするなどとんでもない その逆です義母上

ナキア:カイル皇子 高杯を投げたのはあなたか!?その逆とはなんです!?
    いくら皇帝の皇子でも次第によっては許しませんよ!!

カイル:まあお待ちを義母上 わたしは神をあざむきたくないからこそ止めたので・・・
                            (テシュプ)
    どれ・・・ああ やっぱりこの娘だ 父上 天候神への貢物は純潔が条件でしたね

陛下:むろんだ

カイル:では貢物が純潔でないことを知っていて黙っているのも罪でしょうね
    ああ しかたない 告白しましょうか
           (ひと)
ユーリM:こ・・・この男性 何を言うつもり?

カイル:これは一度我がものにした娘 貢物とは知らずにわたしが純潔を奪ってしまった娘です

ユーリ:えええっっ!?

ナキア:そ・・・そんなはずはない!!

ナキアM:この娘は昨日私がこの国に呼び寄せたばかりなのに!!

カイル:義母上?なぜあなたがそう言い切れるのですか?
    おまえだって昨日の木陰でのこと忘れてないだろう  んーーー?

ユーリ:あ・・・あれは・・・あなたがムリやり・・・

カイル:(小声で)首と胴がくっついていたいなら わたしの話をあわせたほうがいいんじゃないか?

ユーリM:そ・・・そりゃ死にたくなんかないけど わ・・・私こいつにキス以上のことされてないよ!!
    氷室とだってたった1度・・・ やっとキスしたばっかりなのに

陛下:娘 皇子の言ったことは本当なんだな

ユーリ:!!ぅーーっ はい・・・

ナキア:なっ!?

カイル:というわけで貢物として役に立たなくした責任をとって これは私が引き取らせていただきます

ナレ:そういうとユーリをかつぎ上げるカイル

ユーリ:きゃっっ

ナキア:カイル皇子!勝手は許しませんよ
                            (めうし)(めやぎ)
カイル:神殿へはあらためてわたしから 純潔の牝牛と牝山羊を100頭ずつ送らせていただきます
    それで慣例ともあいますよね 父上

陛下:うむ

ナキア:陛下!?

陛下:カイル 浮名を流すのもよいが いいかげんに正妃をめとって身をかためたらどうだ
                       (びき)
カイル:そうは思うのですが父上 世に美姫は星の数ほどいてきめられません では

ナレ:カイルはユーリを連れ神殿を後にした

ユーリM:た・・・助かった・・・?とにかくこの場は助かった!!
    でもこんなこともう嫌!早く日本に帰りたい!!

ナレ:神殿ではナキアと黒いマントを被った男が話していた

ナキア:カイル・・・

男(ナレ):カイル皇子の手の速さは有名でしたが よもやあの娘まで・・・

ナキア:かまわぬ 私の本当の望みは 形代が純潔であろうがなかろうと関係ないわ
    あの娘の首から流れる血が必要なのだ!

男(ナレ):はっ・・・では・・・?

ナキア:そうだ!!カイル皇子の宮へ 「黒い水」を届けよ!!

ナレ:一方その頃 神殿をでたカイルとユーリは チャリオットを準備していたキックリと合流した

カイル:キックリ!神事は終わりだ 宮へ帰るぞ

キックリ:カイルさまなんですか!?その娘は!?

カイル:ナキア皇妃がまた何かろくでもないようなことを企んでるようだったので かっさらってきた

ユーリM:皇妃がろくでもないこと・・・?

ユーリ:あなた・・・皇妃とは仲間じゃないのね?

カイル:仲間?皇妃が世の中で一番邪魔に思う人間がわたしだろうよ

ユーリ:じゃあ・・・じゃあ 私を帰して!家に帰して!私 皇妃にここに連れてこられたの!!

カイル:連れてこられた・・・ってどこから?

ユーリ:日本よ!!

カイル:ニッポン?

ユーリ:ここはハットゥサというんでしょ?いったいどこなの!?こんなとこ知らない

キックリ:ヒッタイト帝国の首都を知らないとはよほどの田舎者ですね

カイル:うーん カシュガ族にも見えないし キッズワトナの者ともちがうようだ
    おまえミタンニ王国は知ってるか?

ユーリ:いいえ

カイル:じゃあ エジプトは?

ユーリ:エジプト!?エジプトなら知ってる!!ここは近いの!?

ユーリM:エジプトって中東だよね 私そんなトコにいるの!?
             (チャリオット)
カイル:近くはないな こういう車でも15~16日はかかる しかしエジプトにニッポンなんて町があったか?

ユーリ:いえ そうじゃなくて・・・

キックリ:でもカイルさま あの国は前王の代から乱れていますからね 新しい町ができたかも・・・

カイル:そうだな 今のツタンカーメン王もご苦労なことだ

ユーリ:ぇ!?ツタン・・・カーメン?

カイル:知っているのか?わたしよりも若い 少年王だそうだな

ユーリM:聞いたことがある たしか・・・本で読んだ ツタンカーメン!!
    私が今いる場所は 古代の中東!?

カイル:おい おまえ大丈夫か!?おまえ・・・名前はなんという?

ユーリ:・・・ゆ 夕梨・・・

カイル:そうか ではユーリ おまえは皇妃に連れてこられたと言ったな
    なんのために皇妃はそんなことをしたんだ?

ユーリ:・・・おっ皇妃は自分の息子を皇位につかせたい・・・って・・・
    だから ほかの皇子を呪い殺すのだって・・・言ってた・・・
        (かたしろ)
    私はその形代に必要なんだっと・・・

キックリ:っ!?

カイル:なんだって・・・!?とりあえずユーリ 私の宮へ来るがよい

ナレ:時空を超え20世紀の日本から ナキア皇妃の陰謀のため 
   紀元前14世紀のヒッタイト王国へ連れてこられた夕梨
   皇妃の魔の手がユーリをさらに追い詰めていくのであった

ユーリM:古代の中東ですって・・・!?そんなばかな・・・!?信じられない・・・!?
     私を家に帰してーーー!!




天は赤い河のほとり 出会い 完



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